
- そろそろMX・BS11ではじまるよ
- 何かすげぇ気合入ってるな
医者「ここがどこだか分かりますか?」
??(うるせえな…そんな大声で言わなくても)

(呪文のような声)

??「は?なんだ?」
医者「血圧低下!」
医者「床髄準備!」

医者「聞こえますか?わかりますか?名前話せますか?」

??(死ぬのか俺?まあいいかどのみち人生詰んでたからな、あぁでもせめて童貞くらい卒業したかった….)

- 最低すぎる…
リーリャ「ゼニス様、少々申し上げにくいのですが….その….」

リーリャ「ルーデウス様には何か悪いものが…?」

リーリャ「いえ、なんでもございません!」
ゼニス「何よ歯切れが悪いわね、子供だもの間違って下着くらい被るわよ」

- 赤ん坊なのに引かれるって相当だぞ
- >>
赤ん坊なのに大人びたキモい表情とか行動するから…
- この時点だとまあ普通にただのクズだし…

ルーデウス(綺麗な風景だ、こんな写真見たことがあるやっぱりヨーロッパのほうだろうか?)

ルーデウス(にしても….)

ルーデウス(さすがに田舎すぎだよな…?)

ルーデウス(電気もガスもないって何時代よ?)

- >>
驚いて転んだだけだから仕方ないね
ルーデウス「あぁ~!!」

ゼニス「ルディー!!」
リーリャ「坊ちゃま!!」

ゼニス「大丈夫かしら?」

ルーデウス(頭を打ったときはあんまり動かさない方がいいんだぜ奥さん)
リーリャ「これでも泣かないなんて…..」

- はいそうです
ゼニス「よしよし…念のため」

ゼニス「痛いのが飛んでいくおまじないかけてあげるね」


ゼニス「神なる力は芳醇なる糧」

ルーデウス(おいおいなんの冗談だ?これがこの国の痛いの痛いの飛んでいけかよ?)

- ゼニスのおっ○○がでかい・・・

ゼニス「どう?痛いの治ったでしょ?ママこう見えても昔は冒険者やってたのよ」
パウロ「どうした!?」

パウロ「凄い声が….!」
ゼニス「あなた!ルディーが頭から転んじゃって!」
パウロ「落ち着けよ子供なんだから落ちたり転んだりするさ」
ルーデウス(もしかするとここは….!)

ゼニス「でもあんまり大怪我をされて治せなかったらと心配で!」
パウロ「大丈夫だよ」
ルーデウス(いや、もう断定していいだろう)

- 人食い箱に食われた
ルーデウス「ん?」

ルーデウス「本か….」

ルーデウス(家にあったのはたったの5冊、この世界では本は高価なものであるのかパウロ達が読書家ではないのか)

ルーデウス(千冊近い本を持っていた俺には信じ難い話だ)

ルーデウス(といっても全部ラノベだったが)

- 本は羊の革で作るからマジで高価
ルーデウス「読めん….まずは文字を読めないとな」

ルーデウス(また1年ほど経った)

ルーデウス(たった5冊ではあるが、時よりパウロが読み聞かせてくれたこともあって)

ルーデウス(ある程度文字は読めるようになった)

- 杉田ってこういう解説っぽい語りさせたらマジ上手いな…
- >>
2003年からの伝統芸だからな…
- >>
ナレーションとかロボはマジで一級
- 杉田が喋り続けるの大変だな
ルーデウス(しかし、この本は興味深い…魔術教本、生前どこかで見たようなことが書いてある)

ルーデウス(例えば、魔術には詠唱と魔法陣2種類の発動方法があるが)
ルーデウス(今は専ら詠唱が主流だということ等々色々と設定があるらしい)

ルーデウス(それより気になったことは、個人の魔力量は産まれた時に決まってるということ)

ルーデウス(不安だ…俺自身の遺伝子は仕事をしなそうだし…)

- 魔術回路!
ルーデウス「まあとりあえずやってみますか…」


ルーデウス「えー、なんじの求めるところに大いなる水の加護あらん…」
ルーデウス「清涼なるせせらぎの流れを今ここに…ウォーターボール….」


ルーデウス「え?」


- 何でって…詠唱無しで魔法を使っただけだが?
ルーデウス「あれ…?」

ルーデウス「俺のMPこんだけ…?」

ゼニス「もうルディーったら、眠くなったらちゃんとベッドに入らなきゃだめでしょ?」

ルーデウス(畜生!この年で寝小便したと思われるとは…畜生…畜生!)

- 右手から水を出す簡単な魔法
ルーデウス(しばらくして色々わかった)
ルーデウス「あの魔法、嘘書きやがって…」

ルーデウス(魔力の量は使えば使うだけ増えてるし、詠唱なしでも魔術は使えてる)

ルーデウス(しかし、簡単にできるなら詠唱というのは何の意味があるのだ?)

- 親に聞けや!
- >>
まだ魔法使えるの内緒にしてるし
- そんな…詠唱無しで呪文を!?
ルーデウス(もしかすると詠唱というのは、魔術を自動化する仕組みなのだろうか)

ルーデウス(いちいち念じなくても言葉を発しただけで全てやってくれる)

ルーデウス(そうだとすればその利点は大きい!)

- 貯精かな?
ルーデウス(まず第一に教えやすい)

ルーデウス(詠唱すれば一発でできるのだから)

ルーデウス(そうやって教えていくうちに段々と詠唱は必要不可欠なものになっていったとか?)

ルーデウス(第二に使いやすい)

- むっ!
ルーデウス(攻撃魔法を使うのは戦闘中だろうから、目を瞑ってぐぐっと集中するより早口で詠唱したほうがよっぽど手っ取り早い)
パウロ「ルディー、そろそろおやすみしよっか?」

ゼニス「あぁ!!あなた!もうだめ!」
パウロ「まだまだこれからだぞ!」

- 弟妹できちゃう
ルーデウス(魔力量が増えたのだって謎だ、あるいは鍛えた結果の話なのだろうか?)

ルーデウス(頑張って鍛えても魔力総量には限界があるらしい)

ルーデウス(いや、結論づけるのはまだ早い、そう例えば成長に応じて増えていくとか…幼児の時期に魔力を使うと飛躍的に最大値が増えるとか)

- >>
水以外は危なかったり後片付け面倒くさそうじゃん?
ルーデウス(いかんいかん、ちょっと落ち着け!)

ルーデウス(もし今の仮説が正しいならやることは1つ、成長期が終わる前に鍛えるだけ鍛える)

ルーデウス「よし!…しかし、これどうやったら飛ぶんだ?」

- 地道な努力してやがる…
ルーデウス(この魔術は生成、サイズ設定)

ルーデウス(射出速度設定)

ルーデウス(発動のプロセスをたどっているのだ)

ルーデウス(たぶん間違ってないと思う…俺は射出速度の設定をしてなかったから飛ばなかったんだ)

- もう中級…?
と思ったけど初級年単位で試し続けてたもんな…
ルーデウス「えーっと?」

ルーデウス「優柔たる水の精霊にして地を流れしせせらぎの王女よ」

ルーデウス「内に秘めたる剛力にてあらゆるものを押し流せ」

ルーデウス「スプラシューフロウ…」

ルーデウス「はっ…!!」



- かーちゃんはしゃぎすぎる…
ゼニス「今すぐ魔術の教師を雇いましょ!」
パウロ「いやその前にまだ文字も教えて…」

ゼニス「将来はきっと凄い魔術師になるわよ!」

パウロ「待て!男の子だったら剣士にするという約束だったろ」

- ゼニスほんとかわいいな……
かわいいのにな……
ルーデウス(そんなわけでうちは家庭教師を雇うことになった)

ルーデウス(いつもは剣を暇そうに家で振っているが、パウロは一応この村の管理を任されている)

ルーデウス(そのおかげで俺みたいな子供に教師をつける余裕はあるんだとか)

- いたよ!家庭教師!
ルーデウス(両親の予想によると来るのは恐らく既に引退した冒険者で)

ルーデウス(長年魔術師として経験を積んだ中堅か老人で)

ルーデウス(髭を蓄えたまさに魔術師ってのが来るだろうって話だった…)

ロキシー「ロキシー・ミグルディアですよろしくお願いします」
ルーデウス「え….?」

- ロキシーってこんなに可愛かったの!?
パウロ「君がその…家庭教師の?」
ゼニス「随分とその…..」

ルーデウス「ちっさいですね!!」

ロキシー「貴方に言われたくありません」

ルーデウス(コンプレックスなのだろうか?)

ルーデウス(○の話じゃないんだけどな)

- ことごとく最低だな杉田!
ロキシー「それで私が教える生徒はどちらに?」

ゼニス「ああ!それがこの子なの!」

ロキシー「はぁ…たまにいるんですよね、ちょっと成長が早いだけで子供に才能があると思いこんじゃうバカ親」
ルーデウス(聞こえてますよ…ロキシーさん!!)

ゼニス「なにか?」

- だいじょーぶかな
この家族
ロキシー「いえ…しかし、そちらのお子様に魔術の理論が理解できると思いませんが…」
ゼニス「大丈夫よ!うちのルディーちゃんはとっても優秀なんだから!」

ロキシー「はぁ…わかりました」

ロキシー「やれることはやってみましょう」

ルーデウス「え?外でやるんですか?」
ロキシー「当たり前じゃないですか」

- ロキシーの声どっかで聞いたな…と思ったらモナちゃんじゃねーか
ロキシー「魔術は大きく分けると3種類しかありません」

ロキシー「攻撃魔術、治癒魔術、召喚魔術…それぞれ初級、中級、上級、聖級、王級、神級と」

ロキシー「7段階に分類されています、そしてその魔術を使うには魔力が必要です」
ルーデウス「あぁ….」
ロキシー「自分の体内にある魔力が…」

- お外怖いの?
- >>
引きこもりプロだったので精神的につらい
- えっなに今の回復シーン…すごっ
ルーデウス「治癒魔術も使えるんですね!」
ロキシー「ええ、中級までは」
ルーデウス「凄い!!凄いです!」

ロキシー「いえ…きちんと訓練すればこれくらい誰にでもできますよ…」

ルーデウス(こいつはチョロそうだ)

- 下種い声うめーな…
ロキシー「ではやってみてください」
ルーデウス「はい!」

ルーデウス(魔術教本にも詠唱については載ってなかった、何気なく使っていたが実は禁忌に触れるとかなのだろうか?)

ルーデウス(ロキシーも詠唱は必要だといった、なら暫くは詠唱をすべきだろう大事なことかもしれないしな)

ルーデウス「汝の求めるところに大いなる水の加護あらん」


- >>
(パンツみて言ってるなこれ…)
ルーデウス「はっ!!」

バシャ!(水が落ちる音)

ロキシー「何してるんですか?」
ルーデウス「あ、ああ、いえ!どうでした?」

ロキシー「詠唱をはしょりましたね?」

ルーデウス「はい….」
ロキシー「いつもはしょってるのですか?」
ルーデウス「いつもは….なしで」

ロキシー「なし!?」

ロキシー「いつもはなし….なるほど….」

- 先生かわいいな!
ロキシー「これは鍛え甲斐がありそうですね」

ルーデウス「ふっ…」

ゼニス「あああああ!!」

ルーデウス・ロキシー「あ….」



ゼニス「ロキシーさん!うちの木を実験台にしないでください!」
ロキシー「え…」
ゼニス「全くもう….」

- どんな前世だよお前
- >>
家に居場所のない中年の引きこもりデブオタ
- なんで先生が木倒したことになってるんだ
- >>
子供がいきなりそんなこと
- カーチャンかわいい…辛い…
パウロ「カーッ!!」

パウロ「そんじゃ始めるか!ロキシーちゃんの歓迎祝い!」


ルーデウス(まるで映画のようだ)

ルーデウス(トラックに轢かれて死にかけてる俺は)

ルーデウス(いや、もしそうだとしてもかまわない)

ルーデウス(この世界だとおれはできるんじゃないだろうか?)

ルーデウス(人並みに生きて人並みに努力して躓いても立ち上がってなお前を向いて)

- なんで現代だとそれができないんでしょうね…
- >>
現世は努力しても報われなかったし…
- こんな丁寧にアニメ化するようなタイトルだったのか…
- >>
そりゃまあ何年もトップとってた作品だしな
ただかなり長いしアニメ化は難しかった
- もしかして幼少期に魔法頑張った程度の強さしか無い?
詠唱なしはこの世界でチート級っぽいけど
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強いけど上には上がいるから…
- それでもだいぶ詰めたなあって感じだった
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テンポよくすすめてたけど丁寧さ感じるいい脚本だったよ
- 原作ファンの俺は作画が良いってだけで泣きそうだよ
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アニメから入った人には杉田独白が微妙みたいだけど原作組だとこっちのほうが良いよな
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そもそもルディは気持ち悪いやつなのは確かだもんな
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まあガチでキモイのが正解だしな
- 杉田がトラックに轢かれる経由はやらなかったな
初っ端あそこやったらダメージでかすぎて脱落者出そうだが
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あれ気持ち悪すぎるから
改変でいいと思う
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書籍では端折っているんじゃないっけ?
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なら大成功だな
元が無職童貞の引き籠もりだし
- スレ読んでたら、なろう物の原点というコレがなぜアニメ化されなかったのか、なんとなく理解した
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盛り上がりどころまで行くのも難しいんだよこれ