「自分より先に入っているのにまだ出てこない」「音もしない」「いったい何をやっているのか」。個室トイレでこんな疑問を感じた人も多いのではないだろうか。秘密のベールに包まれた個室トイレの実態に迫った。

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「15分以上、こもってしまうことは普通にありますね」
こう話すのは都内の大学に勤める男性職員だ。男性の部署では、正職員は2人。何かと仕事が降ってきては、多忙な毎日を過ごしているという。男性はなぜそんなにもトイレにこもるのか。理由を、こう打ち明ける。

「イスに座っていると絶え間なく仕事が続くので、そんな状況じゃゆっくりできないじゃないですか。それで休憩がてらトイレにこもってます。スマホをいじったり、ついでにスマホでマンガを1話読んだりしていると、15分くらい経っていることは普通にあります」

数十分は占拠されたまま一向に出てこない――職場でもそんな“開かずのトイレ”を見たことがある人もいるのではないだろうか。大手製造業に勤める男性は「1時間くらいトイレにいたことがある」と自慢げに言うが、そのときいったい何をしていたのか?

「前日に飲みすぎて、二日酔いだったんですよね。何とか出社したんですが、体調が悪すぎて。朝礼が終わったあとに上司に『体調が悪い』と言って、トイレで完全にダウンしていました」

■「3K」から快適な場所へ

トイレはかつて、「臭い」「暗い」「汚い」の頭文字をとった「3K」の代名詞とも呼ばれた場所だ。しかし、現在は、商業施設やオフィスビルなど様々な場所で清潔感のあるトイレが求められ、さらに和式から洋式にも様変わり。トイレが快適な場所となり、利用時間も増加傾向にあるという背景がある。
では、利用者はどのくらい個室トイレにこもっているのか。

トイレの混雑可視化サービスなどを提供するバカン(東京都千代田区)がオフィスビルの男性トイレで計測したデータがある。それによると、10分未満が72%だった一方で、
10~15分が16%、15~20分が7%、20~30分が4%、30分以上が1%という結果だった。比較的短い時間で済ませる人が多いように思える「男性」への調査でも、15分以上の利用が1割強も占めた形だ。

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